わが家は子供2人とも0歳で、パスポートを申請しました。2回経験してみて思う事もあります。私の経験を教訓にしていただけたらと思います。まず、最初にひとつ重要なことを書きます。パスポートが無いとビザの申請はできません。そして、受け取りは乳児であっても本人が行かないとだめです。
パスポートが無いとビザの申請はできません

ビザって何?って思ってる方もいると思うので記しますが、
- パスポート(旅券)は、日本政府が発行する日本人であることを証明するもの
- ビザ(査証)は、入国政府が発行するあなたの入国を承諾するもの
ビザ(査証)は、他国で観光目的での入国に、ビザが不要な国と必要な国があります。ほとんどの国々は、お互いの国でビザ免除取り決めして「ビザ免除措置国」に属し、3ヶ月以内の観光目的の入国であればビザ免除となっています。
しかし!日本人がよく行く、オーストラリアや、アメリカもETAS、ESTAという簡易的ビザのようなものが必要です。
これらは、パスポートがないとビザ発給できません!パスポートの残り期間も重要です。ご注意を!
このETASなどは、最近クレジットカードで決済するので、クレジットは必要です。電子手続きなのでメールアドレスも必要です。
※渡航者本人がクレジットカードを持っていない場合、第三者のクレジットカードを利用して決済することも可能。

国際線の飛行機の座席を取るときに、パスポート番号はだいたい入力しないといけません。だからやはり、先にパスポートを取得する必要があります。
さて、ここからがパスポート申請についてです。
子供用と大人用とどこが違うのか?

- 20歳未満の場合は5年有効のものしか申請できません(色が青)
- 未就学児で自分のサインができない場合、親権者などが代筆します
子供のパスポート申請に必要な書類

また、今は、ダウンロードによる申請書があります。
パスポート申請のダウンロードページ

注意して欲しいのは、電子的な申請を行えるようにするものではありません。
パスポート申請窓口で申請書を記入する時間がなく、あらかじめ自宅で記入したい方などのために、インターネット上でダウンロードできる申請書です。
- 一般旅券発給申請書1通(パスポート申請窓口かHPで入手)※
- 戸籍抄本か謄本1通(6ヶ月以内)
- 住民票の写し1通(本籍地記載がある6ヶ月以内)※
- 写真1枚(縦:4.5cm 横:3.5cm 6ヶ月以内)
- 身元確認書類1通(住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない方のみ。都道府県で若干異なるので要確認)
外務省は、これまで旅券発給申請を行う際に求めてきた郵便はがきの提出を廃止しました。
※ 1.は、一般旅券発給申請書は、10年・5年がある
※ 3.は、住基ネットシステム運用の都道府県は住民票不要
注意したいことは3つ
ここで注意が必要なのが、1の申請書と4の写真、あと5の身分証明書です。写真は要注意です。外務省のHPにも記載ありますが、写真の余白は決められています。で、この写真はかなりシビアで、自分で撮るのはやめた方が無難です。

本人確認書類ですが、 代理申請は、申請者と代理人 両方の本人確認書類が必要 です。意外なことに、乳児の場合、母子手帳を持っていくんです。
代理申請は、申請者と代理人 両方の本人確認書類が必要
確認書類について 乳幼児の本人確認の場合
①有効中のパスポート(失効後6か月以内を含む)、写真付きのマイナンバーカード(通知カードは不可) |
乳幼児の本人確認書類は「1点でよいもの」がない場合、次のいずれかの2点組合わせで書類を提示してください。 「本人の健康保険証+失効したパスポート」の2点 「本人の健康保険証+母子手帳」の2点等 |
②上記書類を提示できない場合 |
乳幼児の申請者(旅券の名義人となる方)が法定代理人(親権者又は後見人)と同時にパスポート申請するときや、法定代理人が乳幼児の子に代わって代理申請するとき本人確認の書類がそろわないときは、 申請者本人の「健康保険証」と法定代理人の本人確認書類「運転免許証」「有効旅券」「写真付きマイナンバーカード(通知カードは不可)」を提示 |
確認書類について 中学生以下の場合
①有効中のパスポート(失効後6か月以内を含む)、写真付きのマイナンバーカード(通知カードは不可) |
中学生以下の本人確認書類は「1点でよいもの」がない場合、次のいずれかの2点組合わせで書類を提示してください。 「本人の健康保険証+写真付きの学生証又は生徒手帳」の2点 「本人の健康保険証+失効したパスポート」の2点 「戸籍の世帯主の印鑑登録証明書と家族の住民票、印鑑のセット一式+写真付きの学生証又は生徒手帳」の2点 「生活保護受給証明書(公の機関が発行したもの)+写真付きの学生証」等 |
②上記書類を提示できない場合 |
中学生以下の申請者(旅券の名義人となる方)が法定代理人(親権者又は後見人)と同時にパスポート申請するときや、法定代理人が中学生以下の子に代わって代理申請するとき本人確認の書類がそろわないときには、 申請者本人の「健康保険証」と法定代理人の本人確認書類「運転免許証」「有効旅券」「写真付きマイナンバーカード(通知カードは不可)」を提示 |
また、中学生以下の申請者が法定代理人以外の方(同居の親族など)に同伴されて申請する場合には、中学生以下の子の場合でも、上記本人確認書類が必須。
まず1.の一般旅券発給申請書をお話しますと、これの注意点は、年齢別で署名方法が変わるということ。0歳の場合は自分で署名が出来ませんので、表「所持人署名」裏「申請者の氏名」が必要です。
写真のように、表:親権者の名前と署名、裏:続柄のみを記しします。ここが一番わかりづらいと思いますが、これで大丈夫です!!

この↑の表で書いた文字は、そのままパスポートになります。
ちなみに、幼稚園の時にももう一度パスポートを申請しましたが、2人とも私の代筆にしました。
小学生以上は、基本自筆サインなので注意してください。
でも、とても手こずったのは4.の写真でした。
写真はプロにお任せしよう!どうして難しいのか?
- 座れない場合は写真が撮りづらい(スピード写真は無理)
- 無表情の写真を撮るのが難しい
- 頭が大きいので余白が難しい
この3つが要因です。
私は写真を自分で撮り、余白もHPで確認して印刷し、万全を期して申請書を提出しましたが、余白の感覚がシビアで、窓口の人にもう一度お願いします。と言われました。

ちなみに、私が撮った写真がこれ。これは写真的にダメだと取り直しになりました。
ショック!私は写真加工が仕事柄、得意ですが、これは諦めてプロのカメラマンにお任せしました。
0歳児は本気で大変です。
写真屋さんで撮影する時間帯も重要!

- 子どもの機嫌が良い時間帯に行く!
- 女性のカメラマンの方が良い気がする
- 予約をして、サクッと撮影(待つ時間分だけ大変)
私の経験上、いくら急いでいても、機嫌の悪い時間に行ったら、撮影できないかもしれません。また女性のカメラマンの方が子どもに慣れてるのでお勧めです。
授乳のあとや沐浴のあとの機嫌が良い時間に行く方が良いかもしれませんが、眠っているのを起こすのも微妙だから、朝行って、写真の前に授乳するくらいが良いかもしれません。
また、それでも自宅で自分で撮ると言うかたは、子どもを寝転がせて、下に無地のシーツやタオル、カーテンなどを敷いて、上からまたいで撮影しましょう!でも、やり直しの覚悟をして臨んでくださいね。
顔の陰影がひどいのもダメです。意外にも無地のバックが難しいんです。
それ以外に手持ちの写真を格安で加工してくれるお店もありました。
ネットで手持ちの写真をパスポート用にする
これも、ありです。私は結果的に写真撮影に2000円掛かりましたから。
また、最近私が証明書写真で利用するのが、ピクチャン。
このピクチャンはスマホ、デジカメで撮った写真をアプリを使わず、1分で登録でき、にコンビニで出力できます。200円です。
あまり使わないアプリを入れるのもイヤだから、これが良いですよ。最近も息子の英検の受験票に貼る証明写真で使いましたが、まあまあの出来でした。
どこで申請できるのか?
住民票がある、都道府県のパスポート申請窓口で申請 県によっては、市役所で申請できるとこもあります。
- 申請のときは子どもを連れて行かなくてもOK
- 代理申請の場合は、申請者本人と代理人の両方の本人確認書類が必要
代理申請で、親権者が申請に行くときは、親権者の写真付きの確認書類だけでも可能
受け取りは?

- 申請時にもらった受理票
- 申請の手数料
上記3点が必要になります。手数料は収入印紙で支払うことになります。0歳の場合(12歳未満)は6000円必要です。
12歳前後で発給の価格が違うんですね。
5年間有効な旅券(12歳以上) 11,000円
5年間有効な旅券(12歳未満) 6,000円
受取りには、必ず本人が行かないと行けないので、泣いても、わめいても連れて行く必要があります。
申請から受取には土日を除いて最短6日です。しかし、前述の写真など不備があるとやり直しです。0歳の子供を連れて、何回も申請しに行くのは本当に大変です。旅行に行くぎりぎりに申請なんてことがないように注意しましょう。
受付時間などは?
申請は、必ず平日の月~金ですが、受取りは日曜日も可能です。これも知っておくと役に立ちますよね。
さいごに
外務省のHP https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_2.html
こちらはしっかり見ておきましょう。
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