2022年4月に行きたい「吉野の桜」。ここは間違いなく世界一の桜の名所。「奥千本」や「吉水神社」から眺めた桜は最高で、子供と一緒に観ても良いけど、3世代で観るべき景色だと思います。五感を刺激する旅、奈良県のポテンシャルは超高い!ああ、奈良県に行きたいなと思うのです。
吉野の桜は世界一だと思う!

私が世界一と書くまでもないけど、本当に綺麗な桜です。1本1本を眺める感じではなく、本当に壮大な一面桜の景色が拝められます。
私もいろいろ桜の写真を撮ってきましたが、ココは凄いです。吉野の山の尾根にも谷にも桜が咲き、自分好みの場所を見つけ、お花見を楽しむと最高です。
山のふもと、中腹、山頂と咲く時期が違うので、4月は毎週末、桜を楽しめ、なんと4月上旬から 下旬まで楽しめます。
ここでは、 山のふもとを「下千本」中腹あたりを「中千本」山頂付近を「上千本」「奥千本」と呼びます。
以前テレビでも見ましたが、桜を一年中守って下さり、植樹してくれている方のおかげで、このような素晴らしい絶景を見ることができます。
シロヤマザクラを中心に3万本以上の桜が植えられているんです。
また、奈良県は国宝級のお宝がたくさんある場所です。子供と見るのにもお勧めですよね。
どこが見どころ?吉野の桜
吉野の桜は約1300年前、山岳修行者である 役小角(えんのおづの) が、山桜の木にご本尊蔵王権現(ざおうごんげん)を彫ったことから、御神木として崇められ、祈りを込めて植えられてきたそうです。
この方は、陰陽道(おんみょうどう)神仙術と密教を日本固有の山岳宗教に取り入れて、独自の修験道を確立し、吉野金峰山(きんぶせん)や大峰山(おおみねさん)などの山を開いたそうです。
その後、 吉野の桜は、そこに住む人々が代々、大切に守ってきたそうです。

「吉水神社」この境内から眺める桜が最高
毎回行くのは、「吉水神社」この境内から眺める桜が最高です。本当に山の尾根にも、谷にも桜が植えられていて、淡いピンクのグラデーションが素敵ですよね。
吉水神社から観られるのは、「一目千本」と呼ばれる桜景色。ここのポイントはいつも人が居ます。朝も、夕方も綺麗です。

ただ、4月ってあまり天気が良くないと言うか、曇りの日が多いみたいで、写真をみてもほとんど背景が白くて残念なことになっています。
青空が見られたら本当に嬉しいのに・・・

「吉水神社」の境内からは、中千本、上千本が見られます。ゆっくりと絵を描きたくなります。今は関東に住んでいるのでなかなか気軽に行けないけど、本当に素晴らしい。ディズニーランドやUSJも良いけど、こっちの方がもっと良い!と言いたい。

山に植えられているから、人間の手でメンテナンスされています。機械は入れないと昔テレビで見ました。実際、遊歩道もちょっとした山登りみたいです。
金峯山寺には、絶対行こう

参道を登っていくと見えるのが、「金峯山寺」
中に御本尊があり、いつもは見られないのですが、ちょうど桜の季節にご開帳します。
こにある、金剛蔵王大権現3体が凄いんです。ご開帳時の入場料金は高いけど見るべきです。
ぼろぼろで修復されていないお宝をたくさん見ました。そこには、その昔、あの豊臣秀吉が、豊臣秀次・徳川家康・前田利家・伊藤政宗らを引き連れ吉野で大花見をした。と書かれていて、昔の人たちもこうやって桜を眺めていたんだな、と感慨深いものがありましたね。

「金峯山寺」 https://www.kinpusen.or.jp/
上千本、奥千本の見頃は、4月20日以降

この景色も本当に絶景。凄すぎる。
行ったのは、10年くらい前ですが、 上千本や奥千本に直接自家用車で行けました。(調べると2021年もそのルートは通行可能の模様。2022年も通行できるでしょう。)
吉野山東側にある道路を通って山頂を目指せます。記憶では、それなりに混雑した気もしますが、混んだり、空いたりの繰り返しでした。見頃の時期は、かなり渋滞になるでしょう。
混み合う時間帯は、10時~16時頃なので、この時間を避けていきましょう。
小学生以下の子供と一緒に行くのは大変・・・お年寄りも注意

車は、ふもとの駐車場に置き、バスに乗って桜の名所まで移動します。その後、個人散策になるのですが、まあ歩きます。赤ちゃんや少し歩くくらいの子供、小学生以下の子供と一緒だと本当に大変で、途中で嫌になり、おんぶ、抱っこになるでしょう。
また、舗装された場所も多いけど、桜がキレイな場所に行くには、砂利道も相当歩くので、ベビーカーは微妙です。お勧めしません。
また、以前、お年寄りが倒れて、AEDにつながれて救急車がやってきたところに遭遇したことがあります。ここは、桜の時期は渋滞も多く、 救急車もすぐに来れないかもしれない場所です。
その時は、どなたかが、倒れた方を処置してくれて、救急車がそのあとやってきましたが、参道に人がたくさん居るし、直ぐに来てくれると思わない方が良いです。
私の父も心臓の病気で20年くらい患ってましたが、この病はだんだん症状が重くなると、慢性的に心不全みたいになるようで、ちょっと歩くだけでしんどいみたいでした。
心臓の病気の方は特に歩く準備をして、吉野に行きましょう。たくさん歩く場所ですので、何かあったら大変です。
柿の葉寿司・葛を食べよう!!
吉野は、柿の葉寿司や葛が有名です。必ず食べましょう。
これは、「柿の葉すし本舗たなか」さんのもの。お土産にするのにも素敵な感じ


柿の葉寿司は、鯖 鮭 鯛の切り身を酢飯にのせ、香り豊な柿の葉で包んだお寿司。 私は普段から、柿の葉寿司を買うのですが、やはり作り立てを食べたい!ホカホカして、美味しいです。
ちなみに、その場で食べる場合も、柿の葉で包んであるものを1個づつと言う感じで、可愛いし、風情あるし、良いです。
吉野の桜を見ながら、参道を歩くと、柿の葉寿司屋さん、たくさんあります。私は見つけ次第、1、2個買って食べています。

葛を食べた写真が見つからなかかったので、後日追加しようと思いますが、どのお店もおしゃれです。
また、写真が見つからなかったけど、吉野にあるお豆腐屋さんも最高です。お豆腐と、厚揚げを食べましたが、この厚揚げを食べて好きになったくらい、めちゃくちゃ美味しかったです。
ランチやお茶の時間には、景色が良いお店に入ろう!混雑を考え、早めに行く!
また、宿泊は無理でも、食事やお茶の際、桜を眺められるお店に入れば、ゆったり窓から桜を眺められます。

ダイワハウスの桜プロジェクト

ダイワハウスで住宅を建てたので、奈良にゆかりがある企業という事は知ってましたが、2008年から奈良県・吉野山での桜保全活動をしているそうです。
その後、「吉野山の桜だけでなく、日本全国で寿命を迎え衰退している桜が増えてきている」という話しを耳にし、2010年度から、桜と和楽器を通じて「和の素晴らしさ」をつないでいく活動として桜プロジェクトをスタートしたそうです。
この活動は、日本全国の小学校・幼稚園・保育園に和楽器の演奏と桜の植樹をする活動。息子のいる小学校にも2019年12月にやってきました。こういう活動は良いですよね。
ダイワハウスは、1955年大阪で創業。その後、1965年、奈良県に国内初の住宅専門工場開設。その後も1994年、奈良に「大和ハウス工業総合技術研究所」を開設したり、奈良県とは縁のある会社だったんですね。
このあたりは、我が家の家の営業担当の方にも、聞きました。偶然にも、父親が初めて建てた家が、ダイワハウスのプレハブの家だった様で・・・よく覚えています。

で、住宅を建てた際、 ダイワハウスにいただいたお酒があります。その名も、「四季の大和」このお酒、製造しているのも吉野で「北岡本店」という蔵元さん。
明治元年創業の奥吉野の森林水で仕込む酒と書かれていました。
大阪に住んでいた時には、行けなかったので、次回吉野に行く際は「北岡本店」を訪ねてみたいです。
「北岡本店」 https://www.kitaoka-honten.com/
さいごに
コロナが収まったら行きたい旅、奈良県の吉野町。ここに居る間は、本当に夢の様だったと今でもよく思い出すのです。
そして当時は、子供を抱っこしながら、坂道を歩いた記憶ばかりでしたが、子供と桜を眺めながら、綺麗だね!という記憶に上書きしたものです。
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